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南シナ海問題で発言は?比大統領が北京到着

2016年10月19日 2:34
南シナ海問題で発言は?比大統領が北京到着

 フィリピンのドゥテルテ大統領が、就任後初の中国公式訪問のため北京に到着した。対立する南シナ海問題をめぐり、中国側との首脳会談でどのような発言をするかが注目される。

 18日夜、北京に到着したドゥテルテ大統領は20日、習近平国家主席や李克強首相らと会談する予定。最大の焦点である南シナ海問題について、ドゥテルテ大統領は「主張はするが無理は言わない」として、中国側に一定の配慮を示している。

 18日の会見で中国外務省も「歴史的な訪問で新たな関係が始まる」とフィリピンとの関係改善を強調し、ドゥテルテ大統領を手厚く迎えるものとみられる。

 今回、ドゥテルテ大統領は約400人の企業関係者らを同行させていて、特に経済分野で中国との関係を強化したい考え。一方の中国は、経済協力をテコに南シナ海問題をめぐるフィリピンとの対立関係を打開したい狙いがあるとみられる。