朴大統領 最大野党代表とあす会談へ
韓国の朴槿恵大統領の友人の国政介入疑惑をめぐり、15日にも大統領本人への事情聴取が行われるとみられる中、「門番3人衆」と呼ばれる側近が14日午前、検察に出頭した。
出頭したのは大統領府の秘書官を更迭されたイ・ジェマン氏とアン・ボングン氏。2人はすでに逮捕された別の前秘書官とともに「大統領府の門番3人衆」と言われる側近で、朴大統領の友人の崔順実容疑者に機密資料を漏えいした疑惑などが指摘されている。
15日にも行われる史上初の現職大統領に対する捜査を前に、側近の聴取で朴大統領と崔容疑者の関係や、一連の疑惑に大統領の指示があったかなどについて事実関係を固める狙いがあるものとみられる。
一方、最大野党の「共に民主党」の秋美愛代表は15日に大統領と会談を行う。大統領の退陣を求めるとみられる。朴大統領は12日の大統領退陣を求めるデモの翌日、「大統領として責任を全うし国政を正常化したい」と職にとどまる考えを示している。