APEC首脳会議が閉幕「保護主義に対抗」
ペルーの首都リマで開かれているAPEC(=アジア太平洋経済協力会議の)首脳会議は20日、「あらゆる保護主義に対抗する」ことなどを明記した首脳宣言を採択し閉幕した。
首脳宣言には、世界的に保護主義への懸念が強まる中、「開かれた市場の恩恵が幅広く行き渡るようにするため社会のあらゆる部門に働きかける必要がある」とした上で、「あらゆる保護主義に対抗する」と明記された。
また、首脳会議では保護主義を主張するアメリカのトランプ次期大統領を意識して各国首脳から「保護主義の動きに対処すべき」との意見が相次いだ。日本の安倍首相も「自由貿易こそが世界経済成長の源泉で日本は推進し続ける」と強調した。