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APEC開幕 日本は自由貿易の重要性確認

2016年11月18日 7:24
APEC開幕 日本は自由貿易の重要性確認

 アジア太平洋地域の経済協力などを話し合う会議が17日、南米・ペルーで始まった。アメリカ次期大統領のトランプ氏が保護主義的な考えを主張する中、日本は自由貿易の重要性を訴えていく方針。

 20日までの日程で開かれるAPECには、アジア太平洋地域から21の国などが参加。安倍首相やアメリカのオバマ大統領、中国の習近平国家主席ら各国の首脳もそろう。日本としては自由貿易を主導して存在感を示す狙い。

 世耕経産相は日本時間の18日午前5時頃、アメリカのフロマン通商代表と会談。日本が、TPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐる国内手続きを進めていることを説明し、自由貿易の重要性を確認した。

 また日本時間の18日午前1時半頃、岸田外相はケリー国務長官と会談。アメリカ側からは、オバマ政権がTPP(=環太平洋経済連携協定)の承認をあきらめていないとの話があったという。

 岸田外相「(ケリー長官からは)自分たちはあきらめていない。引き続き努力をしていく、こういうことであったと思っています」

 保護主義的なトランプ・ショックに直面する中、会議では各国がどこまで自由貿易に向け足並みをそろえられるかが焦点となる。