カストロ前議長死去、遺体はすでに火葬
キューバのカストロ前国家評議会議長が死去してから、3日目となった。28日から始まる市民の弔問を前に、首都ハバナは静けさを保っている。
街中にある、キューバ革命の象徴でもある国旗の多くは、半旗となっている。キューバはカストロ前議長の死を受け、9日間、喪に服している。ハバナ市内の飲食店も、酒を出すのを控えたり自主的に店を早く閉めたりするなど自粛ムードが広がっている。
レストランの従業員「喪に服しているため酒は売れず、パーティーもできません」
観光客「音楽がなくハバナの魂が消えたようです。少し残念ですが、地元の人たちを尊重し、これで良いと思います」
地元メディアによると、カストロ前議長の遺体は本人の希望ですでに火葬されたという。28日からは市の中心部の革命広場に市民が追悼するための場所が設けられるほか、29日には追悼式典が行われ、その後、遺灰は国内各地をまわるという。