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南米墜落事故 死者数75人→71人に

2016年11月30日 7:56

 南米コロンビアで28日、ブラジルのサッカー選手らが乗ったチャーター機が墜落した事故で、現地当局は当初75人としていた死者の数を71人だと改めて発表した。

 ブラジル1部リーグのクラブ、「シャペコエンセ」の選手らを乗せたチャーター機は、コロンビアのメデジン近郊の山岳地帯に墜落した。コロンビアの当局は当初、81人が乗っていたと発表していたが、搭乗者名簿に名前があった4人は、乗っていなかったと明らかにした。

 ブラジルのメディアによると乗っていなかった4人は市長や議員、報道関係者だと報じている。それに伴い、死者の数も75人から71人に修正している。また、6人が救出された。

 「シャペコエンセ」の選手らは、南米の強豪クラブが出場するサッカーの国際大会、「コパ・スダメリカーナ」の決勝戦に出るために、コロンビアに向かっていたという。

 事故を受けてブラジルのテメル大統領は、3日間、喪に服すると宣言した。

 シェペコエンセ副会長「チームは前に進まなければならないが、いまは話すのが難しい。なにを話せばいいのか分からない」

 チャーター機の搭乗者名簿にはサッカーJ1ヴィッセル神戸のカイオ・ジュニオール元監督のほか、セレッソ大阪などでプレーしたケンペス選手ら、元Jリーガーの選手4人が含まれているが、生存者の名簿にはいずれも名前がなかった。現地当局は回収したブラックボックスの解析を進め、墜落の原因を調べる方針。