トランプ氏が中国批判 南シナ海に初の言及
アメリカのトランプ次期大統領は4日、自身のツイッターで、トランプ氏と台湾総統との電話会談に抗議した中国を批判した。
トランプ氏はツイッターに「中国はアメリカ産の製品に高い関税をかけることや、南シナ海で大規模な軍事施設を建てることをアメリカに許可を求めたことがあっただろうか」と記し、中国を批判した。トランプ氏が大統領選勝利後、中国の南シナ海問題に言及するのは初めて。
中国は、トランプ氏が台湾の蔡英文総統と電話会談を行ったことに反発していて、これをけん制する狙いとみられる。
またトランプ氏はツイッターで、海外に生産拠点を移す予定のアメリカ企業について、その企業の製品に、35%の税金を課すと警告した。トランプ氏は「海外から雇用を取り戻す」ことを公約に掲げていて、これまでにも、こうした企業は「代償を払うことになる」などと述べていた。