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北方領土への入島申請、一部地域不要へ 露

2016年12月7日 18:24

 ロシアの国境警備局は、北方領土に行く際に必要とされていた許可申請を、一部の地域で不要とすることを決めた。観光やビジネスを呼び込み極東地域の活性化につなげる狙いがあるものとみられる。

 ロシア政府は北方領土を「国境地帯」に指定しており、ロシア人や外国人が行く際には、国境警備局への許可申請が必要となっている。しかし国境警備局によると、今月4日から一部の地域が「国境地帯」の指定から除外され、許可申請が必要なくなったという。

 申請が不要となったのは、いずれも島の中心である、択捉島の紗那と国後島の古釜布のほか、それぞれの島の空港と主要な道路。

 地元メディアによると、観光やビジネスを呼び込むため、今年8月に州政府が要請していたということで、極東地域の活性化につなげたい狙いがあるものとみられる。

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