択捉島にロシア空軍の戦闘機を試験配備
北方領土の択捉島にロシア空軍の戦闘機が試験配備されたと、地元メディアが3日、伝えた。ロシアによる北方領土の軍備強化がさらに進んだ形。
サハリン州のメディアは3日、択捉島のヤースヌイ空港に、ロシアの最新鋭戦闘機「スホイ35」が試験配備されたと、写真付きで報じた。写真には空港に駐機しているスホイ35が3機映っている。配備は今年10月までということだが、記事では「国境を守るための長期的な配備への第一歩だ」と伝えている。
ロシアは今年1月からヤースヌイ空港を民間用から軍民共用の空港に変更していて、戦闘機の配備はこれが初めてとみられる。北方領土を重要な軍事拠点と位置付けているロシアによる軍備強化がさらに進んだ形。