トランプ氏が対中強硬派起用 中国はけん制
アメリカのトランプ次期大統領が貿易交渉を担うトップに対中強硬派を指名したことを巡り、中国外務省は「互いに尊重しあうべき」などとけん制した。
トランプ次期大統領は3日、アメリカの通商代表部の代表にレーガン政権で次席代表を務めたロバート・ライトハイザー氏を起用した。ライトハイザー氏は、中国の鉄鋼メーカーが過剰生産し不当に安い価格でアメリカに輸出していると繰り返し批判するなど、対中強硬派として知られている。
この起用について、中国外務省は、4日の会見で、「米中双方は互いに尊重し、平等に接した上で、貿易上の問題点の適切な解決方法を探すべき」と話し、アメリカをけん制している。