米政府 北・金委員長の妹を制裁対象に指定
アメリカ政府は11日、北朝鮮の金正恩委員長の妹・金与正氏を新たに制裁対象に指定した。
制裁対象に指定されたのは、朝鮮労働党で思想の統制などを行う宣伝部門の副部長を務める金正恩委員長の妹・金与正氏など7人と、労働省など2つの組織。アメリカ国内にある資産が凍結され、アメリカとの取引も禁じられる。
指定の理由について、アメリカ政府は、北朝鮮で拷問や強制労働など深刻な人権侵害が続いていて、その責任が与正氏らにあるためとしている。
去年7月には、金正恩委員長本人も人権侵害に関わっているとして、制裁対象に指定しており、北朝鮮が再び反発するのは必至。