「北核開発が人権侵害に」国連で決議案採択
日本などが提出していた「北朝鮮の核開発が人権侵害につながっている」などとする決議案が15日、国連総会の委員会で採択された。
この決議案は、国連の人権問題を扱う委員会に日本とEU(=ヨーロッパ連合)が共同で提出していたもので、15日の委員会で賛成多数で採択された。
決議は、「核や弾道ミサイルを開発する予算のために、結果的に人道的な施策を提供できず人権侵害につながっている」などと北朝鮮を批判している。
さらに全ての拉致被害者の帰国の重要性を指摘したほか、人権侵害の状況の改善などを求めている。
別所国連大使「私としては高く評価したいと思っています。北朝鮮がその態度を早急に改めるよう求めたい」
北朝鮮側は強く反発している。
北朝鮮国連代表部は、「アメリカなどは架空の人権問題を理由に、北朝鮮を孤立させようとしている」とした上で、決議を断固拒否する姿勢を強調した。