北朝鮮 今後も核開発進める姿勢を強調
北朝鮮が行った5回目の核実験に国際社会の非難が高まる中、北朝鮮は11日、初めて反応を示し、今後も核開発を進める姿勢を強調した。
アメリカのオバマ大統領は9日の声明で、北朝鮮の核実験を強く非難し、核保有国として認めない立場を改めて示した。これに対し北朝鮮の外務省報道官は11日、談話を発表した。
外務省報道官の談話「オバマ(大統領)が核保有国としての我々の地位を否定しようとするのは、手のひらで太陽を隠そうとするくらい愚かなことだ」
報道官は、自らが核保有国であると主張した上で、「アメリカの核の脅威がわれわれを核開発へと動かした」として、核兵器の開発を正当化した。
今回の核実験に対する国際社会の非難に、北朝鮮が反応を出すのは初めて。報道官はさらに、「核戦力の質的・量的強化を続ける」と述べ、核開発を推し進めていく姿勢に変わりがないことを強調した。