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ザポリージャ原発への攻撃相次ぐ…職員が重傷 ウクライナ「IAEA調査団受け入れを」

2022年8月9日 15:04
ザポリージャ原発への攻撃相次ぐ…職員が重傷 ウクライナ「IAEA調査団受け入れを」

ウクライナ南東部にあるヨーロッパ最大のザポリージャ原子力発電所への攻撃が相次ぎ、職員が負傷する事態となる中、ウクライナは、IAEA(=国際原子力機関)などの調査団を受け入れるべきだと訴えています。

ウクライナ国営の原発運営企業は7日午後、ロシア軍によるザポリージャ原発への砲撃で、職員1人が重傷を負ったと明らかにしました。

ザポリージャ原発は5日と6日にも砲撃を受け、職員1人が負傷していて、原発を占拠するロシアと、ウクライナの双方が“相手側が攻撃した”と互いに非難し合っています。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「原子力災害の脅威を生み出しているテロ国家(ロシア)と、ロシアの原子力産業に対して新たな制裁を科すべきだ」

施設の一部にも被害が出て国際社会が懸念を強める中、IAEAのウクライナ大使は8日、IAEAなどの調査団をザポリージャ原発に受け入れるべきだと訴えました。

ロシア外務省も、調査団を受け入れれば「ウクライナ側の責任について疑いの余地はなくなる」として、IAEAの訪問を望むとする声明を発表しています。