アメリカのトランプ大統領は２７日、イギリスのメイ首相と会談を行った。外国首脳との初会談となる。

　世界の内向き、保護主義的な傾向をけん引している両国の会見には世界各国のメディアが集まった。トランプ大統領はわざわざ外までメイ首相を出迎え、友好ムードを演出した。両国は、２国間での貿易協定を進めていくことに意欲を示した。

　トランプ大統領「ＥＵ離脱はイギリスにとってよいことだと思う。他国からの監視などなしに自由な貿易協定を結べるからだ」

　メイ首相「貿易関係は双方にとって利益になると信じている。特にＥＵを離脱するイギリスにとっては重要だ」

　一方、トランプ大統領は、直前で首脳会談を取りやめたメキシコのペニャニエト大統領とも約１時間の電話会談を行った。友好的な会談だったとしたが、メキシコとの貿易赤字については改めて問題視した。

　トランプ大統領「メキシコとの貿易や他の関係について見直していく。アメリカがビジネスを失い続けることがあってはならない」

　トランプ大統領は２８日、ロシアのプーチン大統領と電話会談する予定。