中国「春節」で爆竹 規制強化も…汚染深刻
中国は28日、旧暦の正月にあたる「春節」を迎え、爆竹や花火で祝う恒例の光景が見られた。しかし、深刻化する大気汚染でこうした風物詩にも影響が広がっている。
上海市内では、日付が変わると、人々が花火や爆竹を打ち鳴らし、新年を祝った。中国では、大気汚染の悪化につながるとして、当局が規制を強化している。上海では市内への爆竹の持ち込みのほか、保管まで禁止され、購入の際は身分証の提示などが必要。
また、北京でも規制が強化されていて、花火の販売店の数が去年に比べ3割減少している。ただ、28日も一時、大気汚染物質PM2.5の値が日本の環境基準の20倍以上になるなど、対策の効果は薄かったようだ。