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北“国家ぐるみ”か 空港の防犯カメラに…

2017年2月23日 18:39

 北朝鮮の金正男氏殺害事件を巡り、マレーシアの北朝鮮大使館前から最新情報を伝える。

 シンガポールメディアは、警察関係者の話として、事件に関わった疑いのある北朝鮮のヒョン・クァンソン二等書記官(44)は事件当日、4人の容疑者が国外に逃亡する際、空港で見送る姿が防犯カメラで確認されたと報じている。

 また、その二等書記官と同じく重要参考人の高麗航空のキム・ウギル職員(37)が一緒に写る監視カメラの画像も確認された。この画像は、事件があったのとは別のターミナルの出発カウンター付近とみられる。4人の容疑者がジャカルタへ飛び立つのを見送った際のものである可能性がある。重要参考人の2人の事件との関わりをより疑わせる画像だ。

 そうした中、23日、複数のメディアがマレーシア警察が正男氏の家族が住むマカオで、遺体のDNAの鑑定を進める方針だと報じたが、警察長官は否定した。

 また、警察は4人の容疑者について、インターポール(=国際刑事警察機構)に対し、国際指名手配の要請を行った事を明らかにしている。