実行犯の女 友人から「もうすぐスターね」
北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、猛毒の神経剤VXが使用されていたことを受け、26日未明、警察などが殺害現場となった空港に残留物などがないか検査した。
これは、事件で猛毒が使われ、空港で安全を懸念する声が高まったとして取られた措置で、正男氏が訪れた診療所など検査は約1時間半に及んだ。
捜査当局の会見「ターミナル2は危険物質に汚染されていない。安全が確認された」
また警察幹部は、先週半ばに捜索したクアラルンプール市内にあるマンションに絡み、押収した物質を化学部門で分析していることを明らかにした。さらに、このマンションは国外に逃亡した北朝鮮国籍の4人の男と関連があるとしている。
一方、実行犯の女、インドネシア人のシティ アイシャ容疑者(25)は、いたずらビデオの撮影と思ったなどと話しているが、地元メディアは、事件の前日に友人に開いてもらった誕生パーティーで「もうすぐスターになるね」などと言われて、照れて笑っていたことなどを伝えている。