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朴前大統領が自宅へ 事件関与を改めて否定

2017年3月13日 1:44

 韓国の朴槿恵前大統領が大統領府を出てソウル市内の自宅に戻った。その際、「真実は明らかになると信じている」とのコメントを発表し、一連の事件への関与を改めて否定した。

 朴前大統領は10日に罷免された後もとどまっていた大統領府を12日午後7時半ごろ後にした。支持者と報道陣が沿道を埋め、警察による厳戒態勢の中、車列はソウル市内の自宅に到着した。朴前大統領は韓国で罷免された初めての大統領となったが、声援に笑顔を見せ、関係者らと握手を交わした。そして、到着後、朴前大統領のコメントが読み上げられた。

 朴前大統領のコメント「この全ての結果を私は背負っていきます。時間はかかるだろうが、真実は必ず明らかになると信じています」

 コメントでは、「大統領としての使命を最後まで全うすることができなくて申し訳ない」と謝罪した上で、一連の事件への関与を改めて否定した。

 一方、これまでの捜査で朴前大統領は巨額の賄賂を受け取ったと断定されていて、今後、逮捕・起訴される可能性もある。