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緊張状態続く 朴槿恵前大統領の今後は?

2017年3月13日 18:48

 韓国の朴槿恵前大統領は12日、大統領府を後にし、自宅へもどった。最新情報をソウルから伝える。

 朴前大統領はいまも自宅の中にいるものとみられる。自宅は表通りを一本入った道にあり、両側を警察が厳重に警備している。多くの報道陣のほか、朴氏の支持者ら100人ほどがいて、時折シュプレヒコールをあげている。

 12日夜は笑顔を見せた朴前大統領だが、韓国メディアは家の中では目の化粧が崩れるほどに泣いていたと伝えた。朴前大統領は12日、「真実は必ず明らかになると信じている」とのコメントを発表した。韓国紙の多くはこれを罷(ひ)免に不服を示したもので朴前大統領による「宣戦布告」などと伝え、憲法裁判所の判断を受け入れるべきと批判している。

 現職大統領は内乱罪などをのぞき起訴されることはないのだが、朴前大統領はその特権を失い、一民間人として家にいる。

 朴前大統領はこれまでの捜査で収賄が認定されている。今後、検察が逮捕・起訴に踏み切るかが焦点となる。韓国メディアは今週中にも事情聴取が行われる可能性があると報じている。