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米国務長官、北に警告「軍事行動も含め…」

2017年3月18日 6:08

 アメリカのティラーソン国務長官は訪問先の韓国で、今後の対北朝鮮政策について「軍事行動も含めて全ての選択肢がある」と警告した。

 「北朝鮮の軍事開発による危機が高まり、我々が必要だと判断した場合は軍事行動を含め、全ての選択肢がテーブルの上にある」-ティラーソン国務長官は、挑発を繰り返す北朝鮮に対し、「すべての選択肢がある」とするトランプ政権の方針を繰り返し、核やミサイルの開発が進めば、軍事行動も選択肢に入ると警告した。また、オバマ前政権の外交方針で、対話に応じないことで北朝鮮の変化を待つ「戦略的忍耐」は終わったとも強調した。

 ティラーソン国務長官は18日、北京を訪問し、中国側にこうしたトランプ政権の北朝鮮政策について説明するものとみられる。

 これに関連して、アメリカのトランプ大統領は17日、ツイッターに「北朝鮮は悪事を働いている。長年、アメリカを手玉にとってきた」と書き込み、北朝鮮の対応を厳しく批判した。さらに「中国はほとんど協力してこなかった!」と指摘。経済制裁の取り組みなど、中国の対応に強い不満を示した。ティラーソン長官の訪中を前に中国をけん制した形。