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米中外相「朝鮮半島の緊張が危険なレベル」

2017年3月19日 2:00

 アメリカのティラーソン国務長官は18日、中国の王毅外相と北京で会談した。ティラーソン国務長官は北朝鮮への対応をめぐり、軍事行動も選択肢の一つとする考えを示していて、会談でも、こうした方針を伝え、中国にも圧力強化を求めたとみられる。

 会談後、ティラーソン長官は、「朝鮮半島の緊張が危険なレベルに達したとの認識で一致した」と強調した。

 一方、王毅外相は、「大きな方向で共通認識を得た」としながらも、「一度や二度の会談で意見の一致をみるのは難しい」と述べた。

 中国は、隣国である北朝鮮の崩壊や混乱を避けるため、あくまでも対話で解決すべきとの立場で、アメリカとの温度差が垣間見えた。