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仏空港で男射殺 服役中に過激思想か

2017年3月19日 9:06

 フランス・パリ郊外の国際空港で18日、男が兵士から銃を奪おうとして、別の兵士に射殺された事件で、男が以前、服役していたときにイスラム過激思想に染まったとみられることが分かった。

 射殺されたのは、パリ出身のジエド・ベン・ベルガセム容疑者(39)。検察の発表によるとベルガセム容疑者は18日、パリ郊外で検問中の警察官を銃撃してケガをさせ、そのあと、飲食店で発砲。車を奪って空港に向かった。空港で警戒中の兵士らに対し「神の導きで死ぬために来た」などと叫び、兵士の銃を奪おうとした際に別の兵士から射殺されたという。

 ベルガセム容疑者には窃盗などの前科があり、服役中にイスラム過激思想に染まったとみられるという。犯行当時、ベルガセム容疑者は液体燃料を持っていて、当局はテロの可能性が高いとみて詳しく調べている。