スロバキアのフィツォ首相、容体は“極めて深刻な状態”
スロバキアのフィツォ首相が15日、中部で行われた閣議の後に銃撃され、病院に搬送されました。手術が続けられていて、容体は極めて深刻な状態だということです。
現地メディアなどによりますと、フィツォ首相は15日、中部のハンドロバで行われていた閣議の後に銃撃され、病院に搬送されました。
スロバキア政府は、「手術が現在も続けられていて、極めて深刻な状態にある」としています。
一方、容疑者の71歳の男は、その場で逮捕されました。詳しい動機は明らかになっていませんが、地元メディアは、「男が反政府系のデモに参加していた」などと報じているほか、スロバキアの内相は、「政治的な動機で行われた疑いがある」としています。
フィツォ首相は、ロシアの侵攻をめぐり、西側諸国のウクライナへの軍事支援を批判しているほか、内政では、政府と対立している公共放送を「政治的に偏っている」として再編を推し進めるなど、強権的な政治手法でも知られています。