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事情聴取14時間…朴前大統領が検察を後に

2017年3月22日 7:19

 友人の崔順実被告による国政介入事件で罷免された韓国の朴槿恵前大統領に対する初めての事情聴取が21日、約14時間にわたって行われ、朴氏は22日朝、ソウル中央地検を後にした。

 ソウル中央地検で行われた事情聴取は、21日午前9時半から午後11時半過ぎまで、休憩を挟みながら約14時間に及んだ。そして、朴氏は22日午前7時前、検察の庁舎を後にした。

 朴氏には、友人の崔被告らと共謀してサムスングループから巨額の賄賂を受け取った収賄など13件の容疑がもたれている。

 韓国メディアによると、朴氏は収賄容疑について「金銭の取引があったこと自体知らなかった」と述べるなど、一連の容疑を全て否認したという。

 検察は聴取の内容を踏まえて朴氏の逮捕状を請求するか、在宅での起訴にとどめるのか検討するが、韓国メディアは、今週中に、その判断を下すとの見通しを伝えている。