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仏大統領選の極右候補と露大統領、異例会談

2017年3月25日 8:14

 フランス大統領選の有力候補の1人、極右政党党首のルペン候補が24日、ロシアのプーチン大統領と会談した。ルペン候補は、ロシアに好意的なことで知られ、双方の思惑が一致したものとみられる。

 会談でプーチン大統領は、「我々は、フランスとの関係を重視している」と述べた上で、極右政党党首のルペン候補を評価した。

 プーチン大統領「あなたはヨーロッパで急成長している勢力のリーダーだ」

 プーチン大統領としては、ロシアに好意的なリーダーを誕生させて、欧米諸国の結束にくさびを打ち込む狙いがあるとみられ、一方のルペン候補は、会談で国際社会での認知を高めることを望んでおり、両者の思惑が一致した形。

 ルペン候補「私は(ロシアへの)制裁をすみやかに解除します」

 プーチン大統領が選挙直前の候補者と面会するのは異例だということだが、プーチン大統領は、フランスの大統領選に影響を及ぼす意思はないと強調している。