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仏大統領選 ルペン候補“NATOは脱退”

2017年2月24日 10:51

 今年春に行われるフランス大統領選への立候補を表明している極右政党の党首・ルペン氏は23日、当選した際にはNATO(=北大西洋条約機構)から脱退したい考えを明らかにした。

 23日の講演は、主に外交や安全保障をテーマに行われた。会場では参加者にまぎれこんでいた女性活動家が妨害する場面があったが、すぐに連れ出される一幕もあった。

 ルペン氏はアメリカのトランプ大統領がNATOは時代遅れだなどと批判したことを評価し、自身が当選した際はNATOから脱退し、フランス独自の防衛力を保持したい考えを示した。

 極右政党党首・ルペン氏「核による抑止力をはじめとする国防部門を再構築し、独立性を確保したい」

 最新の世論調査によるとルペン氏は支持を拡大し、候補者の中ではトップを走っているが、決選投票では独立系の候補に敗れる見通しとなっている。