ブラジル議事堂襲撃 拘束者約1500人に
南米・ブラジルでボルソナロ前大統領の支持者らが議事堂などを襲撃した事件で、拘束者は約1500人に上っています。
首都・ブラジリアで、ボルソナロ氏の支持者ら数千人が議事堂や大統領府などを襲撃した事件で、ディノ法相は9日、これまでに約1500人を拘束したことを明らかにしました。
地元メディアなどによりますと、襲撃は少なくとも2週間前から計画され、SNS上には国内の複数の都市に集合し、チャーターしたバスで首都に向かう計画が記されていたということです。ブラジル政府は、襲撃を防ぐことができなかった理由をめぐって、地元の知事や警察なども調査するとしています。
こうした中、ロイター通信は、ボルソナロ氏が滞在先のアメリカ・フロリダ州で入院したと伝えました。アメリカには、国家元首らに発給されるビザで入国したとみられていますが、「ブラジルに送還すべき」との声も上がっていて、今後の処遇が注目されています。