米・民主党ペロシ下院議長、党指導部を退任へ 米メディア「一つの時代の終わり」
長年、アメリカの与党・民主党を率いてきたペロシ下院議長が17日、党の指導部を退任する意向を表明しました。アメリカメディアは、「一つの時代の終わり」などと伝えています。
ペロシ下院議長「新しい世代が民主党を率いる時が来た」
82歳のペロシ氏は、2007年にアメリカ史上で初めて女性として下院議長に就任し、ブッシュ政権以降、4つの政権で議長を務めました。
トランプ前大統領には強く反発し、一般教書演説の場で原稿を破り捨てるなどしたほか、今年8月には台湾を訪問し、「対中強硬派」としても強い影響力を示してきました。
アメリカメディアは、「一つの時代の終わり」などと大々的に伝えています。
また、中間選挙で野党・共和党に下院の多数派を奪われる中、バイデン大統領は、ペロシ氏に指導部に残るよう慰留したとされていますが、大統領は声明で、「最も重要な下院議長として歴史に名を刻む」と功績をたたえました。