中国「九寨溝」大地震 死者19人に
中国・内陸部の四川省にある世界遺産「九寨溝」近くで、8日夜に起きた大地震で、10日朝までに19人が死亡、被害や混乱が広がっている。
四川省にある世界遺産「九寨溝」の近くで起きた地震では、強い揺れで多くの建物が損傷し、道路が陥没するなど被害は広範囲にわたっている。中国メディアによると、10日朝までに観光客8人を含む19人が死亡し、263人がケガをしている。
被災地に向かう道は一般車両の通行が禁じられ、外国メディアは被災地に近づくことができない状態。また、九寨溝と各都市を結ぶ便が軒並みキャンセルされ、空港のロビーは人であふれかえるなど混乱が続いている。
被害の全容がいまだ見えない中、被災地周辺では、1200回をこえる余震が観測されていて、救援活動も難航している。