アルゼンチン大統領選挙 与党候補がトップも得票率届かず…決選投票へ
南米アルゼンチンで22日、大統領選挙が行われ、左派で現政権の経済相がトップに立ちましたが、当選に必要な得票率に達しなかったため、決選投票が行われることになりました。
5人が立候補したアルゼンチンの大統領選挙は22日、投開票が行われ、左派の与党候補で現政権の経済相、セルヒオ・マサ氏が右派で経済学者のハビエル・ミレイ氏を押さえトップに立ちました。ただ、当選に必要な得票率に達しておらず、来月19日に上位の2人による決選投票が行われることになりました。
アルゼンチンでは、今年8月の物価上昇率が過去32年間で最高となるなど、急激なインフレが続き、経済対策が最大の争点となっています。
マサ氏が現政権の政策の継承を掲げる一方、ミレイ氏は中央銀行や通貨ペソを廃止して、米ドルの法定通貨化を訴えています。