「青島ビール」工場で“用を足す”動画に物議…韓国
韓国でも人気の中国の「青島ビール」の工場で、作業員が原料に放尿する様子を捉えたとする動画がSNS上で広がり、韓国の消費者の間で物議を醸しています。こうした事態を受け、韓国の政府機関が調査に乗り出す事態になりました。
中国を代表する「青島ビール」。そのビールの原料である麦芽の保管施設で、作業員が放尿する様子を捉えたとする動画がSNSを通じて広まり、輸入国の1つである韓国で物議を醸しています。「青島ビール」は韓国で手軽に楽しめる輸入ビールとして人気で、去年、輸入ビールの中で売り上げ2位を記録しています。
しかし、問題となった動画が広まると、消費者の間で「中国産の食品はまずは取り除くようにする」などの反応があり、ビールだけでなく、中国からの輸入食品に対する懸念の声が高まっていると韓国メディアは伝えています。
今回の事態を受け、韓国の政府機関が調査に乗り出し、「問題となった工場で製造されたビールは、韓国国内に輸入されていない」と発表するなど、沈静化を急いでいます。
韓国では物価高の影響で、中国産のキムチの輸入が前年に比べ増加していましたが、今回の問題で打撃を受けるのではと不安視する輸入業者も出ているということです。