ジョージアで大規模デモ EU加盟交渉中断に抗議
旧ソビエト連邦構成国だったジョージアで、政府がEUへの加盟交渉を打ち切る方針を決めたことに抗議する大規模なデモが起きています。11月30日には、デモ隊と警察が衝突する事態となりました。
ロイター通信などによりますと、ジョージアでは11月28日、政府がEU加盟交渉を中断することを発表すると、これに抗議する大規模なデモが始まりました。
11月30日には、デモ隊が国会議事堂の前にバリケードを張って花火を打ち上げるなどしたのに対し、警察が催涙ガスや放水を行うなど鎮圧に乗り出しました。
この衝突で、デモに参加していた100人以上が拘束されたということです。
また、今回のデモについて、ロシア寄りの姿勢をとるコバヒゼ首相は、「ジョージアに革命は起こさせない」と述べ、徹底的に抑え込む構えです。
一方で、欧米寄りの姿勢をとるズラビシビリ大統領は、EU加盟に反対する首相らの姿勢を批判するなど、亀裂が深まっています。
最終更新日:2024年12月1日 19:25