イスラエル軍がNGOスタッフ殺害「ハマスによる襲撃に参加」
イスラエル軍は先月30日、パレスチナ自治区ガザ地区で食料支援を行っているNGO団体の車両を空爆し団体スタッフを殺害したと発表しました。
イスラエル軍は先月30日、ガザ地区で食料支援を行うアメリカのNGO「ワールド・セントラル・キッチン」の車両を空爆したと発表しました。この空爆で、車両に乗っていたスタッフ3人が死亡したということです。
イスラエル軍は車両に乗っていたNGOスタッフが、去年10月のハマスによるイスラエル襲撃に参加していたと主張しました。一方、NGO側は「ハマスの攻撃との関係を疑う個人のいかなる情報も持っていない」と述べるとともに、当面、ガザでの活動を停止すると発表しました。
一方、ハマスは新たに10月の襲撃で人質にした男性の新たな映像を公開しました。
男性はイスラエル系アメリカ人で、トランプ次期大統領に向けて「私たちの自由のため、あなたの影響力とアメリカの全権を使って交渉してほしい」と訴えました。
ハマスとしては、来年1月にトランプ政権が発足することを見据え、揺さぶりをかける狙いがあるとみられます。