バリ島の噴火警戒レベル 一段階引き下げ
インドネシア政府は噴火警戒レベルを最高に引き上げていたバリ島の火山について、レベルを一段階下げると発表した。
日本人にも人気のリゾートのバリ島・アグン山では、先月下旬に噴火警戒レベルが4段階のうちの最高に引き上げられたが、インドネシア政府は29日、レベルを一段階下げると発表した。火山性地震の回数が減少していることなどから危険性が下がったと判断したという。
これに伴い、噴火口から半径9キロから12キロ圏内に設定していた立ち入り禁止区域は、最大で半径7.5キロの範囲にまで縮小された。
インドネシア政府は「全てのデータが噴火の危険性が下がったことを示している」としたうえで、火山活動への警戒を続けている。