サーロー節子さんら 平和賞コンサート出席
ノーベル平和賞を受賞したICAN(=核兵器廃絶国際キャンペーン)に参加する被爆者のサーロー節子さんらは11日、現地で恒例の記念コンサートに出席している。
被爆者として初めて授賞式で演説したサーロー節子さん(85)らは、授賞式翌日に行われる恒例のコンサートに出席している。使われているピアノは広島で被爆したもので、コンサートのために広島から輸送したという。
被爆ピアノの調律師・矢川光則さんはコンサート前、「(ピアノを)奏でるのは演奏家だから、オスロの地でどのような音色がこだまするか」と話していた。
平和賞の一連の公式行事はこのコンサートで終了し、サーローさんは13日、帰国の途につく。