台湾で地震、7人死亡“建物に問題”指摘も
台湾東部で起きた地震では260人以上の死傷者が出た。被害が大きかった建物の構造的な問題を指摘する声も出ている。
台湾東部の花蓮で起きたマグニチュード6.0の地震では、これまでに7人が死亡し、日本人9人を含む260人がケガをした。低層が崩れたホテルには日本人のツアー客も宿泊していたが、全員、無事に避難した。
地元メディアは、このホテルは1階と2階が入り口で壁が少なかったため、大きな揺れに耐えられなかったとの専門家の見方を伝えている。また、傾いた別の建物についても、古い建築基準に基づいて造られ、低層階に店舗が入り壁が少なく、地震に弱い構造だったと指摘している。
余震も続く中、傾いた建物が倒壊する恐れもあり、まだ連絡が取れていない67人の捜索活動は難航している。