ベルギー東部の都市で、男が警察官らに発砲し３人を殺害した事件で、過激派組織「イスラム国」系の通信社が、戦闘員による犯行だと伝えた。

この事件は、ベルギー東部のリエージュで２９日、ベルギー国籍の３１歳の男が巡回中の警察官から銃を奪い、「神は偉大なり」と叫びながら発砲したもので、警察官２人と一般市民１人が殺害されたほか、男は、駆けつけた警察官に撃たれ死亡した。

この事件をめぐり、３０日、過激派組織「イスラム国」系の通信社が戦闘員による犯行だと伝えた。

男は、犯行の前日まで別の事件で服役していたが、地元メディアによると、服役中にイスラム過激派の受刑者と接触し、過激思想に染まった疑いがあるとして、警察の監視対象になっていたという。