ハマス“投降映像”真偽は?「演出」や「疑問」指摘も…イスラエル側「終わりの始まり」
イスラム組織ハマスの戦闘員の投降とされる映像をめぐり、ネタニヤフ首相は「ハマスの終わりの始まりだ」と主張しました。
SNSに流出した映像では、数十人の男性が下着姿で路上に並ばされ、一人が銃を差し出しています。
イスラエル側は、ハマスの戦闘員が投降する様子だとしていて、ネタニヤフ首相も10日、「ここ数日で、何十人もの戦闘員が投降した。ハマスの終わりの始まりだ」と主張しました。
一方、ハマスは、「一般市民を拘束したうえでのやらせだ」と主張し、中東メディアのアルジャジーラは「演出されたものだ」と分析したほか、BBCも「正確な状況については疑問が残る」としています。
こうしたなか、多くの市民が身を寄せるパレスチナ自治区ガザ地区南部の主要都市・ハンユニスでは10日、黒煙があがりました。
イスラエル軍は「ハンユニスで激しい戦闘が続いている」としていて、ロイター通信によりますと、ガザ地区保健当局の報道官は10日、「この24時間で297人が死亡し、550人以上が負傷した」と明らかにしました。