ネタニヤフ首相がプーチン大統領との電話会談で「不満」表明 “即時停戦”決議案にロシアが賛成
イスラエルのネタニヤフ首相は10日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、イスラム組織ハマスとの衝突を巡ってロシアが国連安全保障理事会で即時停戦決議案に賛成したことについて、不満を表明しました。
イスラエル首相府によりますと、ネタニヤフ首相は10日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談しました。この中でネタニヤフ首相は、国連安保理でロシアが即時停戦を求める決議案に賛成したことについて、「不快感を表明した」ということです。また、ネタニヤフ首相は、ロシアがイランとの関係を強化していることについても「危険な協力だ」と強く批判したとしています。
一方、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は、「テロリズムを非難する」とした上で、「テロの脅威への対抗によって、民間人に深刻な結果をもたらしてはならない」とも述べて、イスラエル軍の攻撃によって、ガザ地区の民間人に死者が出ていることを批判しました。
両首脳は「連絡継続」で合意したということですが、これまで盟友関係にあったロシアとイスラエルの関係が悪化しています。