排水作業進む タイ洞窟内部の最新映像
タイの洞窟で生存が確認された少年ら13人の救出に向けた準備が進められている。NNNは排水作業が進む洞窟内部の最新の映像を入手した。
洞窟では急ピッチで排水作業が進められ、入り口から3キロほどまでは歩いて移動できるようになったということだが、救出には至っていない。
4日に撮影された映像からは、人1人がかろうじて通れるほどの狭い場所を、ダイバーが頭の先まで水につかって進んでいることがわかる。このように、少年らがいる所まで依然として水位が高い状態。
排水作業を急ぐとともに、洞窟の上部にある、水が流れ込む穴をふさぐなどの作業を24時間態勢で進めている。
現地では、雲があるものの青空が見えていて雨は降り出していない。ただ、5日夕方から夜にかけて雨が降り出し、週末にかけて大雨になる予想だという。ふたたび水位が上昇に転じ少年たちの身にも危険が及ぶ可能性がある。
一方、サッカー日本代表がツイッターに投稿した洞窟の少年たちへの応援メッセージが反響を呼んでいる。
「負けるな!頑張れ!」―日本代表のメッセージはタイの地元メディアでも取り上げられたほか、ツイッターでも感動や感謝を伝えるコメントが寄せられている。
少年たちは、ダイビングの指導を受け救出の時に備えているが雨が迫る中、余談を許さない緊張した状況が続いている。