ウクライナのゼレンスキー大統領が22日、ロシアの6つの地方と州に「歴史的にウクライナ人が住んでいた」などとする大統領令に署名しました。

ゼレンスキー大統領が22日に署名したのは、「歴史的にウクライナ人が居住していたロシアの領土について」という大統領令です。

ロシアのクラスノダール地方やベルゴロド州など、あわせて6つの地方と州を挙げ、「歴史的にウクライナ人が住んでいた土地」だとし、「ロシアにおけるウクライナ人の民族的アイデンティティを守るための計画を策定する」などとしています。

これに対し、ロシアのメドベージェフ前大統領は、「ロシアへの領有権主張に関する法令に署名した」とSNSに投稿しました。

大統領令に記載された6つの地方や州のうちウクライナと国境を接するブリャンスク州では19日、石油貯蔵施設が無人機攻撃をうけて炎上するなどしています。