ロシア軍、事実上の“撤退”…ハルキウ2拠点で「再配置」発表
ロシア国防省は10日、ウクライナ北東部ハルキウ州の要衝・イジュームなどの部隊を再配置すると発表しました。ウクライナ側の攻勢をうけ、撤退を余儀なくされたとみられます。
ウクライナ北東部のハルキウ州でロシア軍が拠点としていたイジュームとバラクレヤの部隊について、ロシア国防省は10日、「ドネツク州方面に再配置を行う」と発表しました。事実上、撤退を表明したものとみられます。
一方、ウクライナ側はイジュームに部隊が入ったとする映像を公開したほか、バラクレヤについても、国旗を掲げる様子を公開し完全に制圧したとしていて、ハルキウ州の奪還にむけて攻勢を強めています。
ゼレンスキー大統領も10日、「バラクレヤを取り戻した」とした上で、「今月初旬から、すでにおよそ2000平方キロメートルの領土を解放した」と述べました。