ゼレンスキー大統領が発表“30以上の集落を取り戻した” ロシア側も反撃受けたことを認める
ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ロシア軍が占領していた北東部で反撃に転じた結果、30以上の集落を取り戻したと発表しました。
――北東部のハルキウ州で9日に撮影された映像です。2月25日にロシア軍に占領されて以来、半年ぶりに奪還したとされ、いたるところで建物が破壊されています。
ウクライナ側の警察官「村の多くの建物が被害を受けている。ほぼ全壊の状態だ」
また、ウクライナのメディアは奪還した建物の前などでウクライナ兵が旗を掲げているとする写真を掲載しています。ゼレンスキー大統領は、ハルキウ州で30以上の集落を取り戻したと発表しました。
対するロシア側も反撃を受けたことを認めています。
ハルキウ州の親ロシア派関係者「防衛線の突破は、ウクライナ軍にとって大きな勝利だ。彼らが達成したかったことだ。しかし、問題はどんな代償を払ったかだ」
こうした中、ロシア国防省は9日、ハルキウ州にロシア軍の軍事車両が移動している映像を公開しました。ウクライナ軍の反撃を食い止める姿勢を強調しています。