ロックダウン続く上海 検査拒否し“連行”される住民も…
ロックダウンが続く上海では、連日のように大規模なPCR検査が行われています。しかし、検査を拒否する住民も続出しています。
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ロックダウンが続く上海。26日も1万6012人の感染が判明しました。死者も52人と増加しています。
記者(中国・上海、26日)
「封鎖が始まって今日で26日目です。今日も上海市内で大規模なPCR検査が行われています」
しかし中には、PCR検査を拒否する住民もいます。
スタッフ
「早く出てきてください」
住民
「私は体調がよくないんです」
防護服姿の係員が説得したものの拒否を続けます。
スタッフ
「行くぞ!」
住民
「何するの!なぜ家にいるのが違法なの?」
住民は結局、警察に連行されました。
上海では最近、検査を拒否する住民が続出しています。玄関に「抗原検査は陰性です。PCR検査はしない」という張り紙をはる人もあらわれました。
市民からは、「PCR検査のために外に出て感染するのはばからしい」など、当局のやり方を批判する声も上がっています。
一方、上海に住む記者の自宅マンションには…
記者
「共同購入した洗剤が届きました」
封鎖が長期化し、洗剤など様々な生活用品が不足。マンションの住民らは、共同で生活用品を購入するなどしてしのいでいます。