一部で“外出許可”も“ロックダウン”続く 中国・上海
“ロックダウン”が行われていた中国・上海の一部で、外出が初めて許可されました。再会を喜ぶ人たちの姿がみられる一方で、多くの地域では依然として封鎖が続いています。
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中国のSNSに投稿されたのは、「(ドアが)解除されました。(住宅の)外に出られるようになりました」、「うれしいです、自由になりました」という、中国・上海の住民からあがる喜びの声です。
上海では、ほぼ全域でロックダウンが行われていましたが、感染者が過去14日以内に確認されていない地区では、11日から封鎖が解除されたのです。
外出が許可された世帯には臨時の通行証が配布され、1世帯1人だけ、1日1回まで外に出られるようになりました。
なかには久しぶりの再会で抱き合う人たちもいました。さらに花火も打ち上げられました。
上海の新規感染者は4月1日から10日まで、10日間連続で増加し、過去最多を更新してきましたが、11日は2万3342人と減少しました。
封鎖が解除される地区がある一方で…
記者
「私の住んでいるエリアは封鎖が続いています」
記者が住む地区では現在も封鎖されていて、マンションの入り口には規制線が張られていました。車や人通りはほとんどみられません。
封鎖の長期化を見据えてか、地元当局からは牛肉や米などの食材が配られていました。