ロシアのプーチン大統領は２２日、アメリカがロシアへの制裁を相次いで発動していることについて、「非生産的で意味がない」と批判した。

アメリカは今月、北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議違反や、アメリカへのサイバー攻撃を理由に、相次いで対露制裁を発動している。プーチン大統領は２２日、こうした状況について「非生産的だ」と批判した。

プーチン大統領「制裁に関して言えば、ロシアのような国に対しては、非生産的で意味のない行為だ」

ただ、同時に、「アメリカのパートナーたちがこうした政策には展望がないと気づいて、協力を開始することを望む」と、関係改善への意欲ものぞかせた。

国内経済の立て直しに取り組むプーチン大統領にとって、制裁の緩和は重要な課題で、アメリカとの対立がこれ以上深まることは避けたい思惑とみられる。