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日中関係改善の勢い保つべき~王岐山副主席

2018年8月25日 1:23

中国の習近平国家主席に次ぐ実質的なナンバー2とされる王岐山副主席は24日、自民党の野田毅衆議院議員と会談し、日中関係の改善の勢いを保つべきとの考えを示した。

王副主席は24日、日中協会の会長として北京を訪れている野田氏と会談した。王氏が副主席に就任後、日本の政治家と公式に会談するのは初めてで、国営メディアは、王氏が日中関係改善の勢いを保つべきとの考えを示したと伝えている。

会談後に会見した野田氏も日中関係について、「王氏が非常によい改善の勢いを見せていることを実感していると語った」と話した。

会談では、対立が激化している米中の貿易問題についても意見が交わされた。王氏は、「貿易摩擦であっても貿易戦争という認識はない」と述べたという。

アメリカとの対立面が強調されることを避けた王氏の発言からは、事態打開の糸口を探りたい中国の本音も透けて見える。