シンガポールで20年ぶり首相交代 副首相務めたウォン氏が就任
シンガポールで15日、副首相を務めていたローレンス・ウォン氏が第4代の首相に就任しました。シンガポールで首相が交代するのは、2004年以来20年ぶりです。
首相に就任したローレンス・ウォン氏(51)は、財務省や保健省などでキャリアを積んだ官僚出身で、前政権では副首相兼財務相を務めました。
地元メディアによりますと、プライベートではギターが趣味で、自身のソロ演奏をSNSに投稿することもあるほか、愛犬家としても知られているということです。
就任式に臨んだウォン氏は「共通の目的と決意をもって団結し、共にシンガポールを前進させましょう」と国民に呼びかけました。
今後は少子高齢化や物価高といった内政課題に取り組み、分断が深まる国際社会で、中立外交を基本に存在感を維持できるかが問われることになります。