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中国が反論 米・ペンス副大統領の中国批判

2018年10月5日 14:59

アメリカのペンス副大統領が4日、演説し、中国のあらゆる対外戦略を厳しく批判した上で、「トランプ大統領は後ずさりしない」と挑発した。これに対し、中国も反発している。

アメリカ・ペンス副大統領「トランプ大統領は後ずさりしない。アメリカ国民は揺さぶられない。我々は安全保障と経済のために強く立ち上がる」

また、ペンス副大統領は「中国はトランプ大統領以外の大統領を望んでいる」と指摘。宣伝工作などで「アメリカ政治に介入している」と厳しく批判した。

さらに、南シナ海で中国艦船がアメリカ艦船に異常接近したことについて「無謀な嫌がらせ」と非難。日本の尖閣諸島についても「日本に施政権がある」と強調した。

そして、中国は世界中でインフラ支援を通じて、各国に債務を負わせる「『借金漬け外交』を行っている」と批判した。

これに対し、中国は即座に反論している。中国外務省の報道官は5日、コメントを発表し、「中国はほかの国の利益を犠牲にして自国を発展させることはないが、中国の主権と安全、利益は守る」とした上で、「虚偽のでっちあげに断固として反対する」と反発した。

さらにアメリカに対し、「中国を中傷し非難して両国関係を損ねることをやめるよう促す」としている。